pomme_pomme’s diary

ジュネーブ 海外生活 食・旅・学

ジュネーブ 教育論vol.1

ジュネーブに来て、さて子どもはどこの学校に通おうかと考えて、、、やはり現地校だとハードル高いので、インターナショナルスクールになりました。

9月から新学期が始まるところ、我が家は夫の海外赴任に伴い年度途中の3月末にジュネーブ入り。4月上旬から通い始めました。

夫は一足先に1か月前にジュネーブ入りし、ムスメは小学3年生の3学期を終えてから母と子2人の3人でこちらに渡って来ました。。

このインターナショナルスクール、早めに申し込みをしておかないとジュネーブでどこにも行くところがなくなってしまうというわけで、9月末には英訳した通知表とともに、サイトから申し込みました。しばらくして、足りない書類や記載内容などの確認が入り、その調整をして、11月下旬に入学可の連絡がありました。その後、すぐさま日本大手銀行から入学金を海外送金。

ほっとしたのもつかの間、ほとんど英会話をしたことのないムスメにオンラインで英会話をスタートさせましたが、ジュネーブに来てからの方が上達の速度は速いです。インターナショナルスクールで、英語に自信のない子向けの英語特訓コースを受けることができ、最初のうちはなかなか慣れず家で泣くことも多かったですが、半年近くたち、やっと親も子供もこちらの生活に慣れてきた感じです。

アラフォーになって新米専業主婦を経験することになったワタクシが一番辛かったのは、6月末からの2か月間の夏休みです。長すぎる、とっても長すぎる。毎日何をしようか、外で一緒に遊べる同年代の友達のいないムスメに、さてどうやって外で楽しく遊んでもらうか、、、。そして、ムスメに日本の教育(国語と算数)をどうやってやる気にさせるかなんですが、これが、本当に大変でした。しかも3歳のムスコが、ワタクシが熱血指導中にレゴで遊ぼう~♪と誘ってくるもんですから、両方に挟まれワタクシは疲弊。専業主婦って激務すぎ!

行きつくところ、親が子供に教えるのは限界があるということでした。こちらに補習校があるのですが、インターで毎日英語漬けで体力を消耗しているところ、宿題をするために外で遊んだり好きな習い事をしたりする時間が無くなってしまうのです。しばらく慣れるまで補習校は休学することにしました。

 そして、その間どうやって学力を身に付けようということで、オンラインで算数を勉強することにして、現在、やっと軌道に乗ってきました。そんな生活をしばらくしていて、ワタクシとバドミントンを中庭でしていたところ、同じマンションに住む現地の子たちと友達になり、現在我が家に来る小さなお客様たちはインターナショナルです。

そうそう、子供は外でよく遊び、親は我慢しないで人に任せることが大事!早めに第三者に任せることが賢明!人に頼りましょう~♪教育にお金はかかりますが、大事な時、この一時がとても大事。そして、この海外生活が親も子もハッピーな状態でなければ、続けられません。

 こちらに来て気が付いたのですが、親が子供に大声で叱っているのを見たことがほとんどないのです。遠くから大声で子供を呼び寄せることなどなく。インターナショナルスクールは宿題がありませんし、親も宿題をやりなさいという責任がない、だから怒る機会が少ない。子供はそんな環境で育ち、自己肯定感が高まる。物怖じしない、転んでも泣かない、タフです。基礎学力はどこでつけているのかな、、、。日本人のワタクシから見て、海外の方って、体力があって一生涯学ぶという姿勢がすごいなと思います。でも、休日はしっかり休んでいるからできるんだと、こちらに来て気が付きました。だから、できるんだと。祝日の多い日本、、、大勢がどっと一気にお出かけとなると、混雑でまた疲れますね。

日本は、親の責任、先生の責任、多すぎると思いませんか。そして何にもせず休む時間がない。ジュネーブ入りする前、毎日がワンオペワーキングマザーをしていましたが、体力の限界まできていたなと。ハードスケジュールをこなして、みなさん、大丈夫ですか、ちゃんとママも休みましょう。アラフォー世代は不況真っ只中の就職でしたから、上に物申すってなかなか難しい世代ですよね。

ワタクシ、経済的自立を捨て、退職してこちらに来て心にぽっかり穴が。しばらく立ち直れずにおりましたが、やっとここへきて、これから2~3年後の社会復帰、、、?今のところのなりたい自分はわかりませんが、基礎体力作りとITリテラシー向上、好きなことに打ち込むことに気持ちを切り替えました。やってみたかったことをやってみる。詰込みじゃない、生涯にわたるワタシの基礎となるものを積み上げたい。

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そっか、こう積むか

有給休暇、子供の病気のためや自分の体調不良のために取っておきたい気持ちもわかります。ですが、時々自分のためにとって欲しいです。人生百年なので、マラソンとおんなじです。息切れします。シングルでも同じ、体を緩める時間と頑張る時間と、生きていくには何者にも邪魔されない一人の時間が必要です。