pomme_pomme’s diary

ジュネーブ 海外生活 食・旅・学

ジュネーブ 教育論Vol.3

子どもたちが冬休みに入りました。ムスメの通っているインターは3週間の冬休みがあり一緒に旅行に行けるときに行っておきたいと、コートダジュールへ行ってきました。ストの影響で、不自由なこともありましたが、世界って広いな、素敵な場所がいっぱいあるな、と肌で感じて納得しつつ、その国の文化や国民性を学ぶと、人生が深まりますね。

人生100年時代ということで、人の生きていく過程には、ふしめ節目があります。たまたまワタクシの場合アラフォーでジュネーブに家族と暮らすことになりましたが、これを機会に新しいことに足を踏み入れ始めました。

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第二の扉

好きなことが出来ると、そこから広がりが持て、異国でもなんとか人に伝えようと言葉を覚えていきます。この間、ムスメのバレエ教室の公開日に行ってみたところ、良かったな、好きなことをさせてあげられるのって素敵なことだな、と思ったのですが、数の数え方やちょっとした表現を英語やフランス語で覚えていきます。興味のあることから入っていけるのって環境に溶け込むのに一番いいです。それが見つけられないうちが苦しいのですが、なんとか毎日ご飯だけでも美味しく食べて学校に行ってみて、言葉が伝わらないけど慣れてきて9ヶ月です。トライ&エラーの繰り返しです。インターで親子と先生の面談など、ワタクシにとってもすべて英語っていうのも初めての経験でして、語彙力の乏しい中でアラフォーでも昔覚えたであろう英単語を思い出しつつ出てこなくて困るのですが、何とか伝えたくてありったけの持ち語彙で話してみたところ、そこそこ通じている模様。

そういえば、スイスのインターナショナルスクールのIT環境は整っています。恐らく米国も然りなんだと思いますが、各生徒にクロムパッドがあり、紙のノートよりPCで記録したり、Googleのスライドなどでプレゼン資料を作っています。ムスメはパワポで私が資料を作るより、プレゼン資料の作り方をよく知っているような気がして、学費が高いのもうなずけるところがあります。

そんな教育環境をみていると、日本の教育現場へのIT整備遅れは、致命的。小学生からプレゼン資料を作って、発表している海外に敵うわけがない。時は金なり、公平に与えられている時間を有効に使えるように、環境を整える必要がある。

もっと個々に対応できる教育にならないだろうか、物に限らず、オーダーメイドに近いかたちの教育になっていくのだろうか、個性を伸ばしつつ、集団で同一の授業ではなく、個性を認め合う世界にならないものか。そうなると1教室1教員に生徒30人では多すぎますね。アシスタント教員がつかなければ、回る筈がない。教員の無給の仕事を減らし、美術、音楽、体育、プログラミングなどの専門科目は専門科目の先生に任せて、分業化すべし。

考えていくと、もっと教育に予算を投じいく必要があることに気がつくはずです。このままでいくと、というかすでに日本は残念ながら衰退してきているのかな、、、。

そういえば、なんでか自分でも分からないのですが、只今インターンに非常に興味があります。知らない社会への興味と今後のセカンドキャリアへの展望が目的です。Warisさんhttps://waris.co.jp/の記事に励まされます。配偶者への海外帯同で自分のキャリアが止まってしまったと感じている方や、介護で離職された方、出産後働き方を柔軟に考えたい方、一度休んで再出発したい方にはぜひ読んでいただきたい記事がいっぱいあります。

いつからでも大丈夫だと、また始めようと前向きになれる社会を築いていきたいですね。少なくとも、自分はそういう風に人に接していきたいです。